キュヴェ・レ・バール NV18 / シャルトーニュ・タイエ
キュヴェ・レ・バール NV18 / シャルトーニュ・タイエ
リコルク店主が2019年に訪問した、思い出深いシャンパーニュの造り手「シャルトーニュ・タイエ」。数あるレコルタン・マニピュランの中でも、その注目度の高さと称賛は、軍を抜いています。
シャンパーニュ造りを1960年代に開始したシャルトーニュ・タイエは、ブドウ栽培家としては300年を優に超える歴史あるお家柄。本拠地メルフィは、過去、ヴェルズネイやアイといった現在のグラン・クリュと同等ランクの価格でブドウ取引がされていたクオリティの高い土地ですが、2回の世界大戦で戦略的要地となり、ブドウ畑は破壊。1950年代に畑は再建されたものの、現在の知名度は低いのです。
そんな中、果てしない熱意を持った1983年生まれのアレクサンドル・シャルトーニュは、大学卒業研修で、ジャック・セロスのアンセルムに師事。2006年に実家のメルフィに戻り「ブドウの根をまっすぐ伸ばす方法」と「自然環境を尊重したワイン造り」を自身のシャンパーニュ造りに取り入れ、先人達が代々大切にしてきた「樹齢の高い区画を尊重し、収量を制限」を自身なりに工夫し、砂を多く含むメルフィならではのテロワールを見事に表現しています。
現地訪問した際は、Hors Serieのファーストヴィンテージ2015年を樽からテイスティングさせていていただいたり、ドサージュ量の違う3種類のLes Barresをテイスティングさせてくれました。我々に率直な好みを確認したり、聡明でありながら人懐こさを感じるチャーミングなナイスガイでした。
<アレクサンドル・シャルトーニュからのメッセージ>
人はワインと同じです。年を経るほどに経験を身につけ、新たな物語を紡ぎます。人生とデギュスタシオンに最高の経験を重ねていただけますように。乾杯!
【キュヴェ・レ・バール】
希少極まりない接ぎ木なしのムニエで造られた、Les Barres。
独自の土壌の多様性を詳細に把握するためにDRCやジャック・セロスと同じ世界的権威を持つ土壌学者クロード・ブルギニョンに土壌分析を依頼しているアレクサンドル。
テロワールの表現をリューディーシリーズで本領発揮しています。
<ワイン情報>
タイプ/ 泡・白
品種/ムニエ100%
生産者/ Chartogne Taillet(シャルトーニュ・タイエ)
銘柄/ キュヴェ・レ・バール(Cuvee Les Barres)
国/ フランス
地域/ シャンパーニュ
生産年/ NV(2018)
栽培/ オーガニック