アンドレア ナチュラ 2019 / ドヴラ・ヴィニツエ
アンドレア ナチュラ 2019 / ドヴラ・ヴィニツエ
チェコワイン生産者の最高峰として真っ先に名の挙がる「Petr Nejedlik」が率いる、ドヴラ・ヴィニツエ。2023年に亡くなった偉大なる生産者で、彼は、数多くの他国のワイン生産者及びワインそのものに学び、まさに試行錯誤の中、徹底した研究で素晴らしいワインを作り上げていきました。
1997年に、ポディジー国立自然公園内にワイナリーと畑を構えたドヴラ・ヴィニツエ。化学的な農薬は一切使用しないビオロジックまたはビオディナミによる栽培で、自然との調和を第一優先にワイン造りに励んでいます。
ビオディナミの第一人者マダム・ルロワや世界最優秀ソムリエのオリヴィエ・プシエ、ワイン評論家ヒュー・ジョンソンなどが評価をし、世の中に名が知れ渡っていったドヴラ・ヴィニツエ。
チェコの自然派ワイングループ「AUTENTISTE」のリーダー的存在であり、数多くの志高き生産者達が、ペトルの技術や知識、哲学を学びに、彼の下を訪ねてきては、惜しみなく伝授しているとか。
ワインは、天然酵母による発酵で、熟成は、新樽または8000年前の歴史があるジョージアから運んだクヴェヴリを使い分け、現在のキュベのほとんどは無濾過で瓶詰めされます。
Petrが亡くなり、現在は妻であるAndreaを中心にワイン作りが行われています。生前のPetrより薫陶を受けたチームでの醸造が、これからどのように変化していくのでしょう。チェコのナチュラルワイン、次の世代への委譲が今、始まりました。
<アンドレア ナチュラ>(輸入元様資料より一部抜粋)
バラの香り、イチゴ、玉露の茶葉、ターメリック。グラスから溢れる香りにうっとりします。酢酸系の香りをしっかりと感じますが、フルーツの香りと混ざり合い調和し、むしろ高貴な印象を与えています。甘酸っぱくジューシー。余韻にはラプサンスーチョンのような複雑な香りも感じられます。数年の熟成がタンニンを和らげ、ワインからは良い意味で力が抜けて、液体はしなやかでやわらかな質感に変化しつつあります。今まさに飲み頃。熟成に由来する芳香と柔らかさが出てきて‥。調和を感じます。(23年12月試飲)
<ワイン情報>
タイプ/ 赤
品種/フランコフカ、ツヴァイゲルトレーベ
生産者/ Dobrá Vinice (ドヴラ・ヴィニツエ)
銘柄/ アンドレア ナチュラ (Andrea natura)
国/ チェコ
地域/ 南モラヴィア州 ズノイモ
生産年/ 2019
栽培/ ビオロジックまたはビオディナミ栽培
SO2/ 無添加
生産者公式HP: https://www.dobravinice.cz