カダルカ 2022 / ボット・フリジェ
カダルカ 2022 / ボット・フリジェ
「ナチュラルでありながら型があり、型があるのに面白みがある。」そんな造り手に出会いました。
スロバキアの国境地帯、ドナウ川を渡ればすぐにハンガリーという土地コマルーノという町に2005年に設立されたボット・フリジェ。畑はドナウ川とその支流であるフロン川にはさまれたMužlaの小高い丘にあります。
ピノノワールは愛であり、カダルカは歴史である、ケックフランコシュ(ブラウフレンキッシュ)は未来である。当主のBottは言います。彼のピノ・ノワールはピュアで美しく、カダルカには品種のティピシテを感じます。ケックフランコシュには迫力と格調をみつけることができます。自分の中のイメージを職人技術を通して表現する。私たちは強いメッセージ性をもつワインを良いワインであると考えています。
この土地、かつてはカルパチア海の底にあり、基底部には石灰、その上に火山性の土壌が重なっています。農法はビオディナミを採用、低収量でのブドウ収穫、醸造において亜硫酸の使用は最小限にとどめ、2017年より無濾過で瓶詰めしています。
特筆すべきはハンバーガー方式と呼ばれるセミマセラシオンの醸造法です。足でつぶしたぶどう(15%程度)の上に、全房のブドウ(70%程度)、その上に除梗したブドウ(15%程度)を重ねて醸造します。この方法によりピュアな果実味をワインに残すとともに、炭酸ガスからもたらされる過剰なバナナや風船ガムの香りを避けることができます。
JuhfarkやFurmint、Kadarkaなどの地品種からPinotNoirやTraminerなどの国際品種まで様々な品種を栽培し、それぞれの品種に合わせた醸造法は、彼の職人技をワインを通じて感じることができます。
<カダルカ>
カダルカ。海抜 250 メートル。土壌はチョークと粘土が混ざった火山岩。 9月24日と25日、10月4日と5日収穫。足でつぶしたぶどう(15%程度)の上に、全房のブドウ(70%程度)、その上に除梗したブドウ(15%程度)を重ねるハンバーガーの技術で発酵。6週間後に優しくプレスして500Lのハンガリーオークの古樽にうつします。澱の上で約9か月熟成させます。亜硫酸をわずかに加え、無濾過で瓶詰め。
前年のカダルカのスケールを大きく上回ります。明瞭な赤い果実。バラやアセロラの香りからラズベリー、イチゴ、イチジクと発展し、徐々にナツメグやシナモンなどのスパイスが上品に薫り始めます。赤リンゴやザクロが主体となる頃、ワインはまとまりを持ち、酸、タンニン、エキスが調和して上品な甘みが表れます。余韻にはサワーチェリー。発酵に由来するのでしょうか、パイナップルや上質などぶろくのようなニュアンスも感じます。美しい赤い果実のワイン。こんなワインを今も作ってくれるBott frigyesに心から感謝しています。
(インポーター資料より抜粋)
<ワイン情報>
タイプ/ 赤
品種/カダルカ
生産者/ Bott Frigyes(ボット・フリジェ)
銘柄/ カダルカ(Kadarka)
国/ スロバキア
地域/ ニトラ県 コマールノ
生産年/ 2022
栽培/ビオディナミ
SO2/ 必要最小限