クルセル 2011 / トリスタン・イエスト
クルセル 2011 / トリスタン・イエスト
「2011年ブドウのみのリューディ・キュヴェ」
今回ご紹介するトリスタン・イエストのシャンパーニュ。リコルク店主が昨年試飲して、「こんな価格でいいの!?」と驚いたほど、入手困難な割に、懐に優しい代物です。
造り手は、ヴァレ・ド・ラ・マルヌのトレルー・シュール・マルヌに本拠を置くグローワー、トリスタン・イエスト。
2003年に家業に参画し、同年から自身名義でシャンパーニュ造りを始めました。現在も収穫ブドウの6割をネゴシアンに売却している彼のシャンパーニュは驚くほど玄人向け。
30の異なる区画で栽培されたブドウを、リュー・ディごと、品種ごと、別々に醸造し、それぞれのテロワールを表現するキュヴェを造っているのです。
生産量は1,000本以下の小ロットのキュヴェが10種類以上もあり、その多くは、6年〜12年もの長期瓶内熟成を経ており、ドサージュゼロもしくは最低限の量。テロワールそのものが反映された各キュヴェは、熟成を経て飲み頃になったものから段階的にリリース。
熟成の違いも楽しめるとあって、シャンパーニュ愛好家は、知っておくとラッキーな造り手。
昨年よりも生産量が減っていて、ご案内できる数も少なくなっております。
<2011 クルセル>(輸入元様資料より抜粋)
リュー・ディ“クルセル”で栽培された単一年の収穫ブドウから造られるミレジメのリュー・ディキュ ヴェ。
クルセルは、トレルー・シュール・マルヌにあるリュー・ディ。ドメーヌはこのリュー・ディに 0.4ha の 区画を所有。南東向き斜面の砂混じりの石灰土壌で、ピノ・ノワールは 2000 年植樹の 0.2ha、シャルドネは 2002 年植樹の 0.2ha。
醸造:ステンレスタンクでアルコール発酵を行い、引き続き 7 ヶ月間熟成。この間にマロ発 酵を完全に実施。その後、ティラージュして瓶内二次発酵とマチュラション・シュール・リー。
デゴルジュ:2022年7月
マチュラション・シュール・リーの期間:122ヵ月
ドザージュ:ゼロ 総生産量:762本+マグナム24本
<ワイン情報>
タイプ/ 泡・白
品種/ ピノ・ノワール25%、シャルドネ25%
生産者/ Tristan Hyest(トリスタン・イエスト)
銘柄/ クルセル (Courcelles)
国/ フランス
地域/ シャンパーニュ
生産年/ 2011
栽培/ リュット・レゾネ