コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ レ・ゼサール 2021 / アントワンヌ・リエナルト
コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ レ・ゼサール 2021 / アントワンヌ・リエナルト
<ワイナリーについて>(輸入元様資料より抜粋)
1900 年代後半から同村に畑を所有する家系ではあるが、アントワンヌの祖父の代の 1992 年に一度、ワイナリーとしての活動は停止していた。一度は途切れた家族のワイン造りの歴史を、2011年にアントワンヌ・リエナルトは再興した。
各地のワイン生産者の元で経験を重ね、自身のルーツへと戻ってきた当初のワイン造りからはワインのスタイルは大きく異なり、2019年にバイオロジック栽培の認証取得、馬による耕作、全房醗酵、瓶詰まで醸造添加物のないワイン造りへと切り替え、現在も発展の途上と言えるだろう。
祖父から受け継いだ5haの畑を、自身もまた古き良き農家の知恵とともに未来へと託すことを考え、ヴァン・ナチュールを造るという選択に至った。
◆ブルゴーニュでヴァン・ナチュールを造るということ
ブルゴーニュのブドウ畑は広大な畑が細分化されていて、それぞれの畑の所有者が思い思いの栽培方法を選択している。その中でバイロジック栽培を敢行することに本質的な意味があるのか。隣の畑に散布された農薬は飛んでくるだろう。雨水を介しての影響もあるだろうが、将来多くの人がアントワンヌのような栽培方法に転向することを願いつつ、バイオロジック栽培続けている。そして実際に彼の管理する畑の周辺ではバイオロジック栽培へと転換する栽培家は増えている。
<コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ レ・ゼサール>
コンブランシアン村の緩やかな斜面の一番上の区画。レ・プラント・オ・ボワに隣接するが、テロワールの違いから赤い果実味の風味豊かな、エレガントなワインが生まれる。
<2021ヴィンテージ>
遅霜の被害はオ・ヴィニョットの畑で強く見られた程度で、寒い春、長雨によりブドウの成熟はゆっくりとなり、うどん粉病、ベト病のプレッシャーが高く畑の管理が難しかった。ぬかるみのせいで農薬散布のために畑に入ることも難しかった。9/15に収穫を始めたが、畑でもセラーでも多くの選果を必要とした。
<ワイン情報>
タイプ/ 赤
品種/ ピノ・ノワール100%(植樹:1970年代)
生産者/ Antoine Lienhardt(アントワンヌ・リエナルト)
銘柄/ コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ レ・ゼサール (Côte de Nuits-Villages - Les Essards)
国/ フランス
地域/ ブルゴーニュ
生産年/ 2021
栽培/ バイオロジック