シャルドネ 2021+2022 / ヴィーニャ・ヘルザノヴィ
シャルドネ 2021+2022 / ヴィーニャ・ヘルザノヴィ
チェコのナチュラルワインムーブメントにおける第二世代。その代表的作り手「ヴィーニャ・ヘルザノヴィ」。
現当主Jakubと妻Sandra、Jakubの妹Zuzanaが、チェコのナチュラルワインの未来に向かって、情感に訴える風味豊かなワインを醸しています。
1997年にJakubとZuzanaの父がブドウを植えたのがワイナリーの始まり。ところが、2012年に父は急逝し、突如ワイナリーを引き継ぐことになった兄妹。Jakubは近くの大学で、ブドウ栽培とワイン醸造を学び始めると、将来の伴侶となるSandraとサスティナブルでホリスティックなワイン作りに意気投合。新生Herzánoviの歴史が始まりました。
彼らは、醸造においてはミニマルであることを大切にしており、その分、畑仕事は膨大。ブドウが栄養をたっぷりと蓄え、健全な天然酵母を付着させ、自発的な発酵を促し、ヴィンテージがワインに反映されることを重視してワイン造りに励んでいます。
中世において最高峰のワインとして楽しまれていた中欧ワイン。ナチュラルワインとして現代に蘇りつつ高品質な中欧ワインが、今後本当の文化として昇華し、その地位を取り戻すのか…彼らの活躍にも多いに期待が膨らみます。
<シャルドネ 2021+2022>(輸入元様資料より抜粋)
2021年はすぐさま圧搾し、発酵。フランソワ・フレールの新樽で24カ月熟成させました。21年は多雨で気温も低く、酸が強いワインに仕上がりました。
2022年はグレートヴィンテージ。21年と同じくすぐさま圧搾し、発酵。フランソワ・フレールの新樽で12か月の熟成です。強い果実味としっかりした構造が特徴。
2023年中欧を訪れたとき、もっとも話題になっていたワイン。『よいシャルドネが出てきたんだよ!』 現地のソムリエ達が口にしていました。
まだ開いてはいません。しかしすでにゴージャスなグランヴァンの気配が漂います。パイナップル、オレンジ、レモン、花の蜜。フレッシュ&フルーティーでミネラリーな様は、現代的なムルソーを彷彿とします。まだまだ調和の段階には程遠いですが、ワインの構造の大きさは紛れもなく最高品質のシャルドネのものです。
<ワイン情報>
タイプ/ 白
品種/シャルドネ100%(1997年植樹)
生産者/ Vína Herzánovi(ヴィーニャ・ヘルザノヴィ)
銘柄/スタラ・スコラ(Stara skola)
国/ チェコ
地域/ モラヴィア コビリー
生産年/ 2021+2022
栽培/ オーガニック、ビオディナミ認証移行中
SO2/無添加