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ブラックティー 2023 / ボット・フリゲシュ
ブラックティー 2023 / ボット・フリゲシュ
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<ワイナリーについて>(輸入元様資料より抜粋)
スロバキアの国境地帯。コマールノという町はドナウ川を渡ればすぐにハンガリーという土地です。Bott Frigyes はこの地に2005年に設立されました。
畑はドナウ川とその支流であるフロン川にはさまれたMužlaの小高い丘にあります。この土地、かつてはカルパチア海の底にあり、基底部には石灰岩、その上に火山性の土壌(主に安山岩)が重なっています。
農法はビオディナミを採用、低収量でのブドウ収穫、醸造において亜硫酸の使用は最小限にとどめ、2017年より無濾過で瓶詰めしています。JuhfarkやFurmint、Kadarkaなどの地品種からPinotNoirやTraminerなどの国際品種まで様々な品種を栽培し、品種に合わせて様々な醸造法を試しています。
特筆すべきはハンバーガー方式と呼ばれるセミマセラシオンの醸造法です。足でつぶしたぶどう(15%程度)の上に、全房のブドウ(70%程度)、その上に除梗したブドウ(15%程度)を重ねて醸造します。この方法によりピュアな果実味をワインに残すとともに、炭酸ガスからもたらされる過剰なバナナや風船ガムの香りを避けることができます。
ピノノワールは愛であり、カダルカは歴史である、ケックフランコシュ(ブラウフレンキッシュ)は未来である。
当主のBottは言います。彼のピノ・ノワールはピュアで美しく、カダルカには品種のティピシテを感じます。ケックフランコシュには迫力と格調をみつけることができます。自分の中のイメージを職人技術を通して表現する。私たちは強いメッセージ性をもつワインを良いワインであると考えています。
<ブラックティー>
Peszeki Leánykaは、彼の叔父が隣の畑で栽培していた地品種。ハンガリーでよく見られるLeányka種の亜種と考えられておりPeszekiという名は、Nagypeszek村に由来します。(現在はTergenye村と合併して、Peszektergenye村=スロバキア名Sikenica村)。
Peszeki Leánykaは古くから独特な香気をもつ高品質な特別なブドウとして大事にされてきました。叔父の引退で畑を譲り受けてこの古い品種を、いつものBottのスタイルではなく昔ながらの醸造法で作ってみようと思ったことがきっかけでこのワインが生まれました。
高貴な花の香り、フリージア、スイートピー、薄ピンクのバラ、ジャスミン、きんもくせい。続いてホワイトチョコレート、オレンジ、べっこう飴の飴細工、コリアンダー、セルフィーユ、チョービル、パクチー…。溢れる香りの数々に眩暈がしそうです。香り負けしないうまみたっぷりの味わいで、果実も十分。いつもはオレンジワインを作らないBottですが、この品種では躊躇なくオレンジの技法を選びました。流石です。
<ワイン情報>
タイプ/ 白
品種/ ペジェキ・レア二カ
生産者/ Bott Frigyes(ボット・フリゲシュ)
銘柄/ ブラックティー(Black T)
国/ スロバキア
地域/ ニトラ県、コマールノ
生産年/ 2023
栽培/ ビオディナミ
