ブリュット・ナチュール ブラン・ド・ノワール レ・シャンクル 2018 / シャンパーニュ・パルマンティエ
ブリュット・ナチュール ブラン・ド・ノワール レ・シャンクル 2018 / シャンパーニュ・パルマンティエ
<ワイナリーについて>(輸入元様資料より抜粋)
パルマンティエは1683年創業のシャンパーニュ・メゾンで、モンターニュ・ド・ランスのメルフィーと1級畑のシャムリーに畑を所有。その年ごとに時間が奏でるメロディーとそれぞれのテロワールの個性を尊重するため、2019年よりデメター認証を取得。認証を得ることは“ブドウ樹が野性に戻るための最初の一歩”と考え、“できるだけ自然に介入しない”ブドウ栽培を目指す。
エチケットに描かれている“雪の結晶”は、いうなれば自然によってつくられる唯一の“建築物”であり、人間が触れれば簡単に壊れてしまうものの象徴。このロゴには彼らの造るシャンパーニュやワインが、この雪の結晶のように“自然から生まれたものである“という想いが込められている。
畑には果樹を中心とした樹を植樹し、13種類の植物の種を混ぜたものを“天然の肥料”として畑に播き、秋から春にかけて雌鶏と羊を放ち、植物相と動物相の相互作用を土壌によみがえらせることで継続可能なエコサイクルの確立を目指している。夏季選定は行わず、ブドウのツタ同士を編むように絡める。ツタを切り落とさなければ、ブドウは自分を守る必要もないので、実をみのらせることのみに集中できるからだという。ㇾ・デュレ・ル・ムティエのような一部の区画では、銅や硫黄は一切使用せず、植物とはちみつ、乳清のみで畑を管理している。
セラーでは亜硫酸をはじめとする醸造学的な添加物は添加せず、フィルターの使用はなし。ワインの最も繊細な“アロマ”を最大限保つためには、ワインには重力以外の力をかけるべきではないという考えに基づき、ポンプは使用しないために醸造所の設計も、重力の働きを最大限に取り入れられるように3階建てに設計されている。
リキュール・ド・ティラージュについて
シャンパーニュ・パルマンティエではティラージュも自家製のブドウ果汁で行っています。法的制約もあり、醸造的にも非常にリスクの高い手法ではありますが、ステファンは以下のように考えています。
「市販のリキュール・ド・ティラージュを使う方が、安全に瓶内二次発酵が進むことは分かっている。しかしティラージュを自分たちの果汁で行った挙句、蒸留所へ送ることがあったとしても、僕は自分のブドウの果汁でティラージュを行うことを選択したい。けれど僕にはこの“自然な”製法をしているということが必要で、ティラージュ用の砂糖や水をスーパーマーケットで購入したり、スペインやイタリアで製造されるリキュール・ド・ティラージュを使いたくない。使いたくないんだ。 」
<ブリュット・ナチュール ブラン・ド・ノワール レ・シャンクル>
モンターニュ・ド・ランスから更に北のメルフィー村に所有する区画。「Les Chincres(レ・シャンクル)」のリュー・ディにあるが、2016VTは行政上の理由で名乗れなかったため、すぐ隣のレ・ゾリゾを名乗っていた。2018VTからレ・シャンクルを名乗れるようになった。
<ワイン情報>
タイプ/ 泡・白
品種/ ピノ・ノワール100%(植樹:1966年、セレクション・マサル)
生産者/ Champagne Parmantier Frère & Sœur(シャンパーニュ・パルマンティエ)
銘柄/ ブリュット・ナチュール ブラン・ド・ノワール レ・シャンクル(Brut Nature - Blanc de Noirs - Les Chincres)
国/ フランス
地域/ シャンパーニュ、モンターニュ・ド・ランス
生産年/ 2018
栽培/ ビオディナミ
公式HP:https://www.champagneparmantierfrereetsoeur.com