ブロークン・ハーツ・アー・フォー・アスホールズ 2020 / ドメーヌ・モレル
ブロークン・ハーツ・アー・フォー・アスホールズ 2020 / ドメーヌ・モレル
<ワイナリーについて>(輸入元様資料より抜粋)
ストラスブールで法律家の道を歩んでいたヴァランタンだったが、家業のワイン造りへと戻ることを決意。醸造学校に通っていたアルザス滞在中に知り合った同級生達とともに、パトリック・メイエ、ブリューノ・シュレール、ピエール・フリックらのドメーヌ訪問を続ける中で、ヴァン・ナチュールへと引き込まれていく。
1985年創業のドメーヌはドメーヌはバイロジック栽培ではなかったものの父の代の1999年に除草剤を廃止していた。2014年にヴァランタンが当主となってすぐにバイオロジック栽培へと切り替え、数年後には認証も取得。福岡正信の考えにも深く共感し、栽培だけではなく醸造面でもどのように不必要な介入を避けることができるかを考えながらのワイン造りへとスタイルを移行した。初期のVTから丁寧で慎重なワイン造りが感じられ、非常に素直な果実味が表現されたワイン造りをしている。
ヴァランタンが2014年にドメーヌの運営を引き継いで以来、立て続けに遅霜や熱波など、ベテランの生産者でも経験のないVTが続き、PIWI品種の植樹をするという考えに至り、PIWI品種についての本も執筆した。
https://editions.flammarion.com/un-autre-vin/9782080283818
<ブロークン・ハーツ・アー・フォー・アスホールズ>
キュヴェ名は1991年に亡くなったアメリカのミュージシャン、フランク・ザッパへのオマージュ。彼はダダイストに影響を受け、美的慣習を疑うことに基づき作品を造り出していた。このザッパの曲の歌詞は、まったく馬鹿げた不条理なものに思えるが、実は非常に複雑で、アメリカ社会を風刺している。
ワインにとって2つの相反するもの(シャルドネとPIWI品種)を組み合わせることは不条理で、やるべきではないことに見えるかもしれないが、ザッパの曲のようなエネルギーに満ちたとても良いワインになった、とヴァランタン。エチケットのVol.2の記載は、本キュヴェが2017年に続いて2作目であるため。
PIWI品種の可能性を模索するヴァランタンの意欲作。
<ワイン情報>
タイプ/ 白
品種/ シャルドネ (PIWI品種の果皮を15日間浸漬)
生産者/ Domaine Morel (ドメーヌ・モレル)
銘柄/ ブロークン・ハーツ・アー・フォー・アスホールズ(Broken hearts are for assholes)
国/ フランス
地域/ ジュラ、ポリニー
生産年/ 2020
栽培/ ビオロジック
生産者公式Hp: http://www.vinlespiedssurterre.fr