マルサネ・ルージュ・ル・シャピートル 2020 / ドメーヌ・シルヴァン・パタイユ
マルサネ・ルージュ・ル・シャピートル 2020 / ドメーヌ・シルヴァン・パタイユ
コート・ド・ニュイの北端、マルサネ。なかなか評価されることが少ない中、現地での評価は高く、一昔前のマルサネのイメージを一新する凄腕の造り手「シルヴァン・パタイユ」。
醸造コンサルティングとしても、契約15社にまで増えて活躍中です。
数代続くブドウ栽培家に生まれ育ち、幼い頃から祖父にくっついて、畑やセラーで遊んでいたシルヴァンは、自然とワイン造りの道に入りました。
ボーヌとボルドーの二つの醸造学校を卒業後、故郷ブルゴーニュで醸造コンサルタントとして活躍。1999年に祖父の畑を譲り受け、自社生産を開始。現在は契約畑を含め15haを耕作。
2008年からは一部の区画でビオディナミも開始。醸造は野生酵母のみで、原則的に全房で 発酵させ、過度な抽出を避け、まるで果皮を煎じるようにゆっくりと長めのマセレーション(30日前後)を行います。
熟成には大樽も併用。その結果生まれるピノ・ノワールは、温かさの奥に確たるエネルギーに溢れ、ミネラル風味と清涼感、美しい果実味と繊細な味わいがある。亜硫酸使用も非常に低く、ナチュラル志向が感じ取れるワインを造っています。
<マルサネ・ルージュ・ル・シャピートル>(輸入元様資料より抜粋)
古くは教会の支部(=Chapitre)の所有で、最初にブドウ樹を植えたのは大司教とされる5haの区画 (シルヴァンはその内の北側斜面上部を所有)。 18世紀まではジュヴレと並び高く評価されていたとされるが、1936年に制定されたAOCの規格からはもれてしまったシュノーヴ村のクリマの一つ。 砂砂利でカルシウムが豊富な土壌からは、優れたテクスチャーと骨格のワインが生まれるため、シルヴァンのワイナリーでの試飲でも最後に試飲提供されるワイン。この畑の重要性を長年訴えてきたシルヴァンだが、2019年ヴィンテージからついにINAOもこの畑の格付けを地域名格から村名格へと格上げした。
<ワイン情報>
タイプ/ 赤
品種/ ピノノワール100%
生産者/ Domaine Sylvain Pataille(ドメーヌ・シルヴァン・パタイユ)
銘柄/ マルサネ・ルージュ・ル・シャピートル(Marsannay Rouge - Le Chapitre)
国/ フランス
地域/ ブルゴーニュ
生産年/ 2020
栽培/ ビオディナミ