ラルティスト NV(2015) / ダヴィッド・レクラパール
ラルティスト NV(2015) / ダヴィッド・レクラパール
<ワイナリーについて>(輸入元様資料より抜粋)
ランスの南東のTrepailトレパイユ村に居を構えるダヴィッド・レクラパールは、3haの畑を所有している。ピノ・ノワールが多いといわれるモンターニュ・ド・ランスでありながら、トレパイユ村の畑は90%近くをシャルドネが占めており、ダヴィッドの畑も80%がシャルドネ、20%がピノ・ノワールという構成になっている。
ダヴィッドがドメーヌを後継した当初は50%が自身のドメーヌ用に、50%はDuval Leroyにブドウを売っていたが、2009年以降は75%を自身のドメーヌ用にして、25%をBenoit MarguetとHerve Jestinがコンサルタントを手掛けLeclerc Briantに販売している。
両親の時代には有機農法やビオディナミは取り入れていなかったため、まずそのすべてをリセットすることから取り掛かり
① ビオディナミへの転換
② 自身の手にニュで、異なるいくつかのキュヴェを造る
③ 自然な素材でありワインにとって最適な「住まい」である樽を使った醸造を取り入れる
という3つに重点を置いた。加えて、全てのキュヴェを単一品種かつ単一ヴィンテージで造り、トレパイユのテロワールとヴィンテージの特徴を表現するように心がけている。
「0からのスタート」(フランスではアルファベットの最初の文字である「Aからのスタート」と表現)という思いをワイン名に込めて、キュヴェの名前は全て「A」で始まる。
<ラルティスト>
単一収穫年。ノン・ドゼ。
自身が持つ22区画のうち、東に面した2区画、南東に面した2区画、南に面した2区画の中の選りすぐりの2区画を用いる。写真に例えるとズーム撮影のように、トレパイユのテロワールの中から厳選した区画に焦点を合わせて表現したキュヴェ。
地質的には同じゾーンでも、斜面の向き、受ける風、湿度などの影響が違うため、ワインに異なる風合いをもたらす。
醸造、熟成は、50%がエナメルコーティングのタンク、50%は古樽(98~99年にDom. Leflaiveから購入した古樽と、09年に買い足した地元アルゴンヌの樽やChablisから取り寄せた古樽など)で11~12か月、瓶内二次発酵及び瓶内熟成は36~42か月。門出のリキュールは添加しない。年間生産本数は約5000本。
<ワイン情報>
タイプ/ 泡・白
品種/ シャルドネ100%
生産者/ダヴィッド・レクラパール(David Leclapart)
銘柄/ ラルティスト (L’Artiste)
国/ フランス
地域/ シャンパーニュ モンターニュ・ド・ランス
生産年/ NV(2015)
栽培/ ビオディナミ