レ・コート・カルケール / トリスタン・イエスト
レ・コート・カルケール / トリスタン・イエスト
「石灰岩土壌の個性を味わう エントリー・キュヴェ」
今回ご紹介するトリスタン・イエストのシャンパーニュ。リコルク店主が昨年試飲して、「こんな価格でいいの!?」と驚いたほど、入手困難な割に、懐に優しい代物です。
造り手は、ヴァレ・ド・ラ・マルヌのトレルー・シュール・マルヌに本拠を置くグローワー、トリスタン・イエスト。
2003年に家業に参画し、同年から自身名義でシャンパーニュ造りを始めました。現在も収穫ブドウの6割をネゴシアンに売却している彼のシャンパーニュは驚くほど玄人向け。
30の異なる区画で栽培されたブドウを、リュー・ディごと、品種ごと、別々に醸造し、それぞれのテロワールを表現するキュヴェを造っているのです。
生産量は1,000本以下の小ロットのキュヴェが10種類以上もあり、その多くは、6年〜12年もの長期瓶内熟成を経ており、ドサージュゼロもしくは最低限の量。テロワールそのものが反映された各キュヴェは、熟成を経て飲み頃になったものから段階的にリリース。
熟成の違いも楽しめるとあって、シャンパーニュ愛好家は、知っておくとラッキーな造り手。
昨年よりも生産量が減っていて、ご案内できる数も少なくなっております。
<レ・コート・カルケール>(輸入元様資料より抜粋)
このキュヴェは、風化作用で表土に石灰岩が剥き出しになった区画で栽培されたブドウのみをアッサンブラージュして、石灰岩土壌の個性を表現したテロワールキュヴェ。
ドメーヌのエントリー・キュヴェで、レ・コート・カルケールとはフランス語で『石灰岩の斜面』を意味します。
レ・コート・カルケールは、他のキュヴェと比較して、石灰のテロワールに由来する酸と凝縮感が際立っていてシャープな口中があります。
醸造:ステンレスタンクでアルコール発酵を行い、引き続き7ヶ月間熟成。この間にマロ発酵を完全に実施。その後、ティラージュして瓶内二次発酵とマチュラション・シュール・リー。
2017年のベースワイン67%に、リザーブワイン(2011〜2016年のソレラ)33%のブレンド
デゴルジュ:2022年4月
マチュラション・シュール・リーの期間:47ヵ月
ドザージュ:ゼロ 総生産量:498本
<ワイン情報>
タイプ/ 泡・白
品種/ ピノ・ノワール1/3、シャルドネ1/3、ムニエ1/3
生産者/ Tristan Hyest(トリスタン・イエスト)
銘柄/ レ・コート・カルケール (Les Côtes Calcaires)
国/ フランス
地域/ シャンパーニュ
生産年/ 2017ベース
栽培/ リュット・レゾネ