レ ブルネ 2021 / クレール& フロラン・ベジョン
レ ブルネ 2021 / クレール& フロラン・ベジョン
<ワイナリーについて>(輸入元様資料より抜粋)
クレール&フロラン・ベジョン夫妻は、サン=ジェルマン=シュル=ヴィエンヌ村に構えた小さな醸造所で、ロワール全域でも最高のワインを静かに造り続けている。2 人のブドウを栽培とワインを生産のキャリアは 20 年に及ぶが、数年前まで生産量はごくわずかで、彼らのワインを手に入れることはほとんど不可能だった。
フロランは過去数十年にわたり、ロワールの他のブドウ栽培者たちが無添加でワインをボトリングするのを手伝ってきた。彼の仕事ぶりはマルク・アンジェリなどのスーパースターにも伝わり、彼との邂逅はフロランを、さらなる持続可能な農業への傾倒やワインのピュアネスについての探求へと駆り立てたのだった。
クレールとフロランは現在、シノンの西に位置するヴィエンヌ川の両岸に、合計 6 ヘクタールのブドウ畑を所有している。ブドウ樹の平均樹齢は 30-55 年。砂、粘土、石灰岩、大量のシレックスからなる複雑で変化に富んだ土壌からは、エレガントな骨格とミネラルに富んだワインが生まれる。ブドウの樹の大部分はカベルネ・フランだが、1ha の畑でシュナン・ブランも栽培しており、少量ではあるが特筆すべき表現力の白ワインも生産している。
ブドウ畑は有機栽培を採用し、すべて手作業で管理されている。それぞれの区画には固有の生態系が健全な状態で存在するため、彼らが伸びた新梢を剪定したり、花を落としたり、ブドウ樹のまわりの下草を刈り取ったりすることはほとんどない。二人がトゥフォーTuffeau と呼ばれる石灰岩土壌に掘られた古いセラーで作るワインは、本質的な意味での軽さを備えている。この特性は、長く穏やかに持続する果皮浸漬と、古樽、ダムジャンヌ、アンフォラ(ジャー)などさまざまな容器による適切なエレヴァージュに由来するものだ。フレッシュで風土そのものの香味を持つブドウから生まれる彼らのワインは、その繊細さ、純粋さ、香りにおいて、まさに唯一無二の存在と言える。
彼らのカベルネ・フランは、まさに比類なき存在だ。テクスチャーと香りの点で、この地域でよく見かける無骨なカベフラよりもむしろ、ボジョレーの偉大なワインたちに近い。2021 年ヴィンテージは特にその傾向が強く、この年はロワールが歴史的に見ても振れ幅の大きい気候であったことを思い起こさせるような味わいだった。出来上がったワインは軽やかでエレガント、痛々しいほどピュアで、秋に飲むには最高だ。
<レ ブルネ>
カーヴから少し離れたリグレ村の高台にある、1ヘクタールの粘土と石灰岩の土壌に植えられた、平均樹齢55年のカベルネ・フランの区画から。6ヶ月間全房浸漬を行った後、プレスして古樽とアンフォラに移し、1年間熟成させた。
軽く、明るく、高揚感のあるこのワインは、私たちの好きなボジョレーのいくつかを思い出させるような質感と香りを持つ。フレッシュでエレガントなワイン。粘土土壌が果実味をより凝縮させており、非常に魅力的だ。
抜栓当日に完飲をおすすめします。
<ワイン情報>
タイプ/ 赤
品種/ カベルネ・フラン
生産者/ Claire et Florent Bejon (クレール& フロラン・ベジョン)
銘柄/ レ ブルネ(Les Bournais)
国/ フランス
地域/ ロワール、シノン
生産年/ 2021
栽培/ 有機栽培
SO2/ 無添加