レ・モン・ド・ラ・ヴァレー 2020 / アントワーヌ・ブーヴェ
レ・モン・ド・ラ・ヴァレー 2020 / アントワーヌ・ブーヴェ
現在シャンパーニュを席巻する若手グローワーの中でも、自然回帰的思考が極めて強くワインの中に反映されていると感じるひとりがアントワーヌ・ブーヴェ。
ダイナミックかつ生命力を感じる液体は非常に表情豊か。現在でも既に美味しく楽しんでいただけますが、もう少し寝かせてあげると更に化けそうな雰囲気を感じます。
これからも長く追いかけ続けていきたくなる生産者です。ご存知の方も初めましての方も、ぜひ味わってみてください!
< 生産者紹介&ワイン詳細 >
このドメーヌのメゾンはマルイユ・シュール・アイにあり、プルミエ・クリュに格付けされているアヴネ・ヴァルドール(Avenay Val D’or)、ビスイユ(Bisseuil)、マルイユ・シュール・アイ(Mareuil Sur Ay)の3つの村に合計5haの畑を所有しています。
ブドウの品種は、アヴネ・ヴァルドール村ではピノノワール シャルドネとピノムニエを少し 、ビスイユ村ではシャルドネ とピノノワールを、マルイユ・シュール・アイ村ではピノノワールをそれぞれ栽培しており、平均樹齢35年のブドウの樹です。
現オーナーのアントワーヌ・ブーヴェ(Antoine Bouvet)は2011年より祖父からこのドメーヌを引き継ぎました。
数年前から土壌改良に力を入れ、シャンパーニュをつくるためのブドウ栽培には除草剤を一切使用せず、イラクサからつくる発酵液肥料を使用、2015年からはエッセンシャルオイルも使用しています。
2016年からは1haの畑でビオディナミ農法を実践し、数年後には農薬や化学肥料を一切使用しない農法に転換する予定ですが、特に有機認証の取得を目的としているわけではありません。
ワイン造りでは、人が手をくわえることを極力おさえて、ワインにワイン造りを任せることを大切にしています。
補糖、酵素添加はせず、ブドウの果皮についている天然酵母のみを利用して発酵させます。
マロラクティック発酵も自然に任せ、フィルターによるろ過をせず、自然冷却して、澱熟成させます。
この間、できる限りポンプ等の使用に頼ることなく重力を利用して作業します。
ブドウは、畑の区画毎、村毎、セパージュ毎に醸造します。
澱を瓶口に集めるためのルミュアージュ(動瓶)は、今でも木製の台(ピュピートル)を使用して手作業で行われています。
また、ドザージュに使われるリキュールは、アントワーヌ・ブーヴェの自家製です。
祖父からドメーヌを引き継いだ若いアントワーヌ ブヴェが初めて造ったシャンパーニュ。マレイユ・シュール・アイ村の畑クチュールFaussard(1968年に植えられた樹)とマレイユ・シュール・アイ村の畑ロシュフォールBeguine(1968年に植えられた樹)という2つの区画で収穫したブドウ半々を醸造、ブレンドした。
ー インポーター資料より ー
<ワイン情報>
タイプ/ 泡・白
品種/ ピノノワール100%
生産者/ アントワーヌ・ブーヴェ(Antoine Bouvet)
銘柄/ レ・モン・ド・ラ・ヴァレー (Les Monts de la Vallee)
デゴルジュ/ 2023年6月
ドザージュ/ 0g/L
国/ フランス
地域/ シャンパーニュ
生産年/ 2018
栽培/ ビオディナミ