グラン・クリュ ヴィーベルスベルグ リースリング 2021 / ドメーヌ・デュルマン
グラン・クリュ ヴィーベルスベルグ リースリング 2021 / ドメーヌ・デュルマン
前回のリリースで数々の称賛の声が飛び交い、待望のリリースがやってきました。
ほぼ添加物を使用しないワイン造りをする両親の姿を見て育ち、幼少時から自然に畑仕事や醸造仕事に携わってきたヤン・デュルマン。2008年に家業に参画し、2018年には当主となりました。
畑を訪れると、そこには、膝上まである自然の草がボウボウと生えていて、一体、どこからがブドウの葉っぱ?なんて一瞬迷うほど。1990年代から有機栽培で管理し、2011年からはアグロフォレストリーの考え方に共鳴し、畑に数百本の木を植えて、最近の気候温暖化の影響を最小限に食い止めることができているとか。
家畜・農作物を飼育・栽培する農林業に共感を持ち、木々を育て、羊を飼い、ブドウ樹を育てていますが、羊たちが毎年秋になると嬉しそうにここの草を食べるのですって。羊のために下草を混合栽培し、肥沃な土壌に生える草が美味しく茂っているのですね。
そんなヤン・デュルマンが持つ畑は、他に類を見ない地質学的多様性があり、特にリースリングの畑と、3つあるグラン・クリュの畑は、その個性をワインにハッキリ表現できるほど。目をつぶって飲むと、其々の土壌を大切にしていることが伝わってきます。
<グラン・クリュ ヴィーベルスベルグ リースリング>(輸入元様資料より抜粋)
ヴィーベルスベルグはカステルベルグの東隣にあります。畑は丘の日当たり良い南向きの急斜面にあり、ピンク色の砂岩の砂を含んだ水はけのよい土壌ですが、上部に森があるおかげで、みずみずしさとほどよい湿度を保ち、夏の間も乾燥に悩まされることはありません。
「Wiebelsberg」とは、淑女達の丘という意味です。この丘は、880年に設立されたアンドロー修道院の修道女たちによって耕されていたと考えられます。この修道院は、高貴な生まれの女性だけが入れる修道院だったため、 ladies (淑女)"と呼ばれるようになりました。ラベルには、この丘を女性の帽子に見立てた絵が描かれています。
<ワイン情報>
タイプ/白
品種/リースリング100%
生産者/ Domaine Durrmann(ドメーヌ・デュルマン)
銘柄/ グラン・クリュ ヴィーベルスベルグ リースリング (Grand Cru Wiebelsberg Riesling)
国/ フランス
地域/ アルザス
生産年/ 2021
栽培/ オーガニック
SO2/ 無添加